2012年05月26日

Born this way ~私はこのように生まれた~

レディ・ガガの「Born this way」という歌



「ありのままの自分」を愛することを

歌っています。
とても素敵な歌詞です。

I'm beautiful in my way,
私は私の形で美しい
'Cause God makes no mistakes
だって神が間違いを犯すはずはないから
I'm on the right track, baby
私は正しい道を進んでるいわ、ベイビー
I was born this way
私はこのように産まれたの

Don't hide yourself in regret,
後悔で自分を隠してしまわないで
Just love yourself and you're set
自分自身を愛すれば、それで準備万端よ
I'm on the right track, baby
私は正しい道を進んでいるわ、ベイビー
I was born this way
私はこのように産まれたの



・・・

しかし、先日、大好きなこの歌にまつわる
少し悲しいエピソードが、テレビで紹介されていました。

この歌に勇気づけられた、14歳の少年が
自分が同性愛者であることをカミングアウトしたら
壮絶ないじめにあい

ついには自殺してしまった


という話・・・。


これを聞いたレディ・ガガは

たいそう悲しみ

コンサートで、しぼりだすように


「いじめは、負け犬のすることよ」


と言ったそうです。


私も大好きな歌ですから
たくさん、考えさせられました。


何が悪かったのでしょうか・・・。


彼をいじめたクラスメイト達がひどいことをしたのは
ひとつ、間違いのないことですが

しかし、その加害者たちを単純に悪者にしたところで
マイノリティの苦しみは、根本的な解決を見ることはない・・・。


きっと、14歳の少年は、誰にも理解されない、相談もできない、
でも誰かにわかってほしい、自分の存在価値を肯定してほしい。
そういった苦しみを抱えていたのでしょう。

レディ・ガガの歌は、そんな彼にとっての福音となった。
「世の中は自分を受け入れてくれるのだ」
という希望が彼の中に芽生え、それが彼をカミングアウトの
行動にかきたてた。

でも、実際の現実は、そうではなかった・・・

少なくとも、彼の周りは
彼を拒絶し

彼は、その現実に絶望した・・・・・・


人が自ら死を選ぶ時って

単に「悲しいから」「つらいから」

ではないのだと思います。


「望みを絶たれた時」

読んで字のごとく、「絶望した時」

それが、人が死を選ぶときなのだ。


希望の歌を届けたのに
それが皮肉にも、彼に絶望をもたらすきっかけになってしまった

レディ・ガガの悲しみは、計り知れません。。。


でも彼女が間違っていたわけではない

そこが一番悲しいのですが・・・



そして、私なりに考えて整理したことは

「あなたはありのままでいい」

とは

他人から見た場合の、外的真実にはなりきらないのでしょう。
それは、自分から見た場合の、内的真実でしかない・・・。

すなわち、自分が肯定していても、
それを他人も同様に肯定してくれるとは、限らないのです。
時には無理解と拒絶にさらされてしまう。

悲しいけれど、自分と他人が違う限り
それは「宿命」なのかもしれません。

少なくとも、人類がその壁を乗り越えるのは、
残念ながら、まだまだ、先のことなのでしょう・・・


表面的には、同性愛というマイノリティを題材にしてみましたが
これは、他の小さな違いについても、同じことが言えると思います。


自分が持っている考え、感性、価値観を

多くの他人に共感を持ってもらうと、
ひとは幸せを感じるのものです。


「わかってくれた」「わたしの気持ちが伝わった」「わたしを認めてくれた」


それを求めて、ひとは、様々なものを他人に発信する。


でも・・・
10人が10人、自分のことに共感はしてくれません。

その性質が、他人と違えば違うほど
10人のうちの8人、9人が拒絶をしてくるかもしれない。

それが今のところは、一般的な真実なので、
そこを諦めて受け入れると、一気に楽になります。
嘘と絶望が、初めからなくなるからです。

9人がダメといっても、1人がいいといえば、
それこそ「有り難い」
とっても、嬉しいことですね☆


さらにいえば理解を示すただ1人は
もしかしたら、身近な人ですらなく、
自分しかいないのかもしれません。

寂しいかな?

でも、これって裏を返すと、
とてつもない希望ではありませんか?

自分が認めてさえいれば

他の全員がダメといっていても

満たされる

'Cause He made you perfect, babe
神があなたを完璧に作ってくれたのだから

'Cause God makes no mistakes
神が間違いを犯すはずはないから



それが、自分自身を愛する根拠

それが、内的真実のすべてです。


外に求めても、それは手に入らない
内に

あなたの内に

それを求めるんです。


それがきっと、ガガの歌の伝えるものの本質なんじゃないかな。


自分で自分を愛することができれば

たとえマイノリティでも

無理解にさらされても

どんな時代、どんな世の中でも希望は消えない。


そしてすべてのひとが

自分自身を心から愛することができた時に

人類全体もまた、次の段階に行くのかもしれないね。


自分と違うものを拒絶する必要がなくなるから。


断言するけど、その時代は
待っていてもきっと来ない。

自分から始めないと。

世の中を恨むんじゃなくて
世の中に期待するのじゃなくて

自分から始めないとね。


わたしもはじめよう。
あなたもぜひはじめてください。

誰が認めてくれなくても
私自身を愛そう。

'Cause He made you perfect, babe
“神があなたを完璧に作ってくれたのだから”



おやすみなさい☆

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この記事へのコメント
今日はここまで読ませて頂きました♪

とっても良い歌ですね(´- `*)

自殺をされてしまった少年のご冥福をお祈り致します。
Posted by BerryBerry at 2014年05月05日 00:12
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