2015年02月26日

自分から逃げる

自分から逃げる、という行動には、いろんなパターンがあるんだなあと、最近しみじみ感じます。

主に自分自身の実例からなんですけど(笑)

そのうちのひとつ。

自分を責める。


これって自分と向き合ってるようで、ちょっと違うんだな〜と思います。人のせいにするよりはマシかというとそうでもない。同じくらいかもしれない(苦笑)

私が悪い、のではなくて、その状態になったり、その状況をまねいた理由があるはずです。

本当に向き合わなければいけないのは、そっちの理由のほう。自分を責めても、辛いし無意味なばかりか、本質に向き合う機会、気力を失うのです。


育児でイライラしてしまったとか、仕事でミスをしたとか。人間関係でうまくいかないとか。ビジネスうまくいかないとか。ついつい自分を責めたくなりますね。

たとえば、ビジネスが上手くいかないのは、自分がダメだからじゃなくて、なにかビジネスモデルに問題があります。

どんな問題も、もともと自分自身から発しているものなんだけど、それでも自分がダメとは違うんですね。その時はその時で、ベストを尽くそうと、奮闘しているはずですから。

やることは、自分をせめることじゃなく、ビジネスモデルを修正すること。何が原因か、ちゃんと考えて。


ここまで書いて思ったけど、これ、ビジネスモデルを他の言葉に置き換えても何でも成立するなあ。


例えば、この間のカウンセリングで、資格試験の勉強を頑張れない自分はダメ、みたいな話があったんですが

なぜ頑張れないのか?を分析すると、

そもそもその資格取得に対して情熱がない、というところに行き当たりました。

でも、生活(お金)のためとか、長くやってるからとった方がいいかもとか、そういう頭で考えた理由で、自分は取らなければならない、と、なっていたんですね。

そうすると、自分には能力がないんじゃなくて、やる気がなかったのです。やる気(情熱)は、頭で考えても出ません。

タロットでいえば、情熱はワンド(火)、思考はソード(風)のカードがそれぞれ象徴します。

西洋魔術的な現実化の順番で言えば、まず火(情熱)のエネルギーありきなんです。風(思考)はそれを現実化させるための力やプロセスであって、原動力とはちょっと違います。

まず衝動、情熱があってこそ、人間は動くのですね。

だから、この上のような場合は『やりたいこと』の設定の認識を、改めた方が良いでしょう。

まあ、頭のチカラでどこまでもムリがきく、現実を開いていくタイプも稀にいるけど…それが幸せかっていうとびみょう(笑)


頑張れないっていうのは、怠けではなく、自分にとっての『違う』のサインかもしれません。

ここで自分を責めると、自分を見失います。本当の自分の意思、意図を無視しているわけですから…。それがタイトルの『自分から逃げる』に通じる意味です。

自分を責めない。粛々と、自分の望むことを考えて、それを実行に移す。それをとにかく丁寧にやっていくのが、本当の意味で自分と向き合う、現実と向き合う事なのでしょう。


私もそうだったけど、自分に厳しくしているつもりなのに、逃げてるとか指摘されると、すごく辛いんですよね(苦笑)

でも、その辛さも、自分を責めてるがゆえ。わかったら、別にその時やめればいいんだから、本来は痛くもかゆくもありません。

人間は未熟さから間違えるものです。そんな自分を、どうか可愛く思って欲しいと思います。

ではまた(*^_^*)


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